中国語学習法特別授業2、3
8月24日 25日
第2回、3回目のM先生の講義を24日と25日に続けて行った。
今回も中国通学院日暮里の教室である。
第2回は比較的少人数だった。
まず、前回の復習から。M先生は何度も発音だけにとらわれると先に進まなくなり早くスランプに陥ると強調なさった。
24日は3名ずつに分かれて「語学学習に陥りやすい点」をディスカッションした。
意見は複数でたが先生の対策としては
●ネイティブの言い回しを徹底した学習により習得する。
●そのために、良いコーチ、良い教材、良い環境(学習時間、場所の確保)
●文化、発想の違いが根底にあるので表現方法の違いに着目してみる。
●よく中国語は英語に似ていると言われるが逆に日本語に似ていることもある。つまり固定観念で考えないことが大切.
(例)
日本語 私が買った本。
中国語 我买的 书/
英語 the book which I bought.
※日本語と中国語の語順が一緒の場合がある。
●大人になってからネイティブとおなじレベルになるのはほとんど不可能であるのでどれだけ近づけるかが大事である。
第3回は前日の二倍の受講者だった。
中国語がペラペラの人もいれば、全然わからないという人もいた。
この日は三つのグループを作り一連の会話を作って中国語もしくは英語でもロールプレイングで発表する。
我々は男ばかりの4人で、店でゲーム機を買うときの価格交渉をするという設定を中国語で行った。メンバーの一人はネイティブだったので中国語自体はすぐ出来た。
発表はトップだったのだが、あっけなく終わってしまった。
数字の発音が曖昧と言われた。
数字の発音は大切である。何度も練習することが大切だ。
二番目のグループは英語。空港で道を聞く会話。
三番目は中国語。道に迷って困っている会話。
いずれのグループも僕たちより起承転結がはっきりしていたようだ。
ここで着目すべきはネイティブも上級者も初級者も同じ舞台にいることだ。
このセッションは楽しく進められた。長所も短所もみんなが見ているので一目瞭然だし堂々と発音することが大切なことが解る。
M先生のブリーフィング
●語学は言い回しの習得が肝心。単語でなくブロックで覚える。
●語学はインプットとアウトプットが重要。読む→書く→聴く→話す。
どれが欠けても十分な成果は得られない。
●語学学習は野球で言えば素振り、ピアノで言えば鍵盤を叩くなどの毎日の鍛錬が必要。
●10文例を毎日10回ずつ音読をする。これを一週間繰り返し、次の週はまた新しい文例を練習する。これを1000文例くらいになるまで繰り返す。
やっているうちに同じような文例、単語が出てくるので忘れるのを恐れないで進む。
などなど、また中国語学習に光明がみえる講義であった。
どうしてもその言語を必要としない環境で語学を続けるには、モチベーションが大切で毎日の単純なトレーニングに加えこのような刺激的な講義もうれしい。