夜風のささやき

言霊 謎 狂気 廃墟 廃人

ごあいさつ

言葉を友人に持ちたいと思うことがある。それは、旅路の途中でじぶんがたった一人だということに気づいたときである。たしかに言葉の肩をたたくことはできないし、言葉と握手することもできない。だが、言葉にも言いようのない、旧友のなつかしさがあるもの…

ボブディランノーベル文学賞受賞?(笑)

わたしは世の中を、斜に構ええて視るへそ曲がりである。大多数が賞賛されているものは大抵が大嫌いである。例えば、ゴルフ、野球、サッカー、競馬、競輪、パチンコなどなど、男の大多数がこの中の一つは愛好家であるはずだ。わたしはこれらを何一つ解さない…

うなぎと梅酒

私の祖母は明治35年生まれてしたが、私が中学校3年の夏に好物のうな重を食べた後にうっかり梅酒を飲み、悶え苦しんで亡くなりました。うっかり梅酒を飲んだというのは、昔からうなぎと梅原食べ合わせが悪いと云われていたのですが、それを忘れていたのです。…

島原の乱

彼女「長崎は熊本の地震で行けなくなったゃったね 」彼「長崎なら大丈夫じゃない? 」彼女「ホントは長崎も熊本もどこにあるかわからない〜 」彼「九州だよ。なんで長崎行きたいんだよ 」彼女「 チャンポンと皿うどんとかカステラも食べたいしぃ 」彼「食い…

「池の跡」 ちょっと怖い話2016

暑くなってきたのでちょっと怖い話でも、、。50代の主婦Rさんの若い頃の話。Rさんの娘がまだ2歳だから、25年くらい前のこと。7月に法事で東京から山形のT市の実家に娘を連れて帰ったことがあった。実家は果物を作っている農家で敷地には果樹園の他、納屋、作…

初夏の恋人たち

彼女「 ホントに気持ちの良い日だね〜 」彼「気持ちいいね〜 」彼女「もうショナツだね〜 」彼「ショナツってなに? 」彼女「あんたバカ?夏の初めのこと!知らないのぅ? 」彼「 それはハツナツ! 」彼女「そうなんだ〜 」

みどりちゃんの話

マクドナルドで、女子高生たちの会話を書き直した話を元に再構成しました。クラスメイトのみどりちゃんは、とても太っていますが、可愛らしい太り方で笑顔が素敵な子でした。しかし、彼女には、癖というか変わった性質がありました。良くあることかも知れま…

帰ってきたヨッパライ

お久しぶりです。不思議なものを見ました。昼過ぎに駅へ行く通りを歩いていると前から大声で歌いながら自転車に乗ったおじさんが来ました。多分70歳過ぎだと思われますがすごく楽しそうに歌ってました。「♫オラは死んじまっただオラは死んじまっただ〜♫ 」50…

不思議な写真の話

この写真は2008年5月に、島根県の出雲大社の本殿真裏の摂社、素戔嗚社で私が撮影したものである。 いくつか、オーブと思わしき丸い玉が写っている。今年の7月にFacebookの神社ファンのコミュニティーに投稿したところ大変な反響を呼びいろいろな意見が交わさ…

霊界喫茶店 「本当に怖い話」3

霊界喫茶店 今までいくつかの怪談は全部この喫茶店での噂話をきっかけとして起こったものだったが、やがてこの店でも心霊現象が起きるようになってきた。 この話はその中でも一番体験者が多く強烈なものだった。私はこの話をあるWEBの怪談サイトに投稿し…

小児病棟跡 「本当に怖い話」2

小児病棟跡 今は東京郊外の住宅地となっている西武線のk市は昔から大きな病院が多いところで知られたところだ。結核療養所や隣のH市にはハンセン氏病のZ園(今は国の研究施設となっている)をはじめとする大病院が軒を連ねている。昔は結核療養所は相当の…

断片的な思い出 小2の作文から 7

昭和41年6月20日 おとうさん てづかはじめうちのおとうさんはカメラマンで日よう日でも行くことがあります。ドライブにつれてってくれることもあります。ちいさいころはかけ足がはやくてがきだいしょうでした。一日ににさんかいかいしゃにいきます。あさはや…

断片的な思い出 小2の作文集から6 こうつうあんぜん

昭和41年6月7日 こうつうあんぜん てづかはじめ一 手をあげてとおる。二 キャッチボールをしているところ三 くるまが くるかどうかたしかめる。四 おうだんほどうをわたるときはくるまがとまってくれるからゆっくりとおる。五 けがをしないようにふざけてと…

断片的な思い出 小2の作文集から6 「本をよんで」

昭和41年6月7日 本を読んで てづかはじめアリババと四十人のとうぞくをよみました。アリババはふしぎなとびらをみつけました。その中には金やぎんがたくさんはいっていました。そしてはいってみたらだれかがしんでいました。「だれだろう」とアリババがいい…

断片的な思い出 小2の作文集から5

昭和41年5月30日 えんそく てづかはじめぼくはてんらん山でさとうくんと、こいでくんとまいごになっちゃいました。やっと先生をみつけました。そしてなぐり川でおにぎりを四つたべました、それからバナナをたべました。おたまじゃくしをとりました。そしてけ…

断片的な思い出 母とトウモロコシ

今回も母のエピソードである。小2時代の作文ではなく、半年前に書いたものだ。中国語教室の宿題に自由作文がある。毎回、日本文を書きそれを中国語に訳したものをニャンコ先生に提出し添削してもらう。その中に母の性格を物語るエピソードがあったのでそれを…

断片的な思い出 小2の作文集から

昭和41年5月16日 ぼくのおかあさん てづかはじめぼくのおかあさんはぼくががっこうからかえってくるとねてたり本をよんでいたりします。そしてまどのかぎをしめておきます。きゅうしょくがない日はすぐ、ごはんをつくってくれます。そしておとうさんがかえ…

断片的な思い出 小2の作文集から3

昭和41年5月7日 子どもの日 てづかはじめぼくは、おばあちゃんのうちに行きました。そして本をかってもらいました。ラーメンをたべました。そしてけいちゃんとさんぽに行きました。それからくるまでかえりました。そしてかぶとをだしました。よるになってテ…

断片的な思い出 小2の作文集から2

昭和41年4月25日 ドリームランド 手づかはじめぼくはドリームランドにいきました。せん水かんにのりました。ちんぼつせんやたからがみえました。そしておばけやしきにはいりました。はじめはくびつりおばけでした。そしてしょうじがパタとなって女の人がむき…

断片的な思い出。 小2の作文集から 1

小学校二年のときの作文集が見つかった。東村山の萩山小学校は家から歩いて5分のところにあった。表紙を厚紙でつくって絵を描いた。当時凝っていたウルトラマンの怪獣を描いていた。それを先生が綴じてくれたものだ。二十三話ある。たまにこのブログにアーカ…

断片的な思い出 四 「幻の村山砦」

小説か映画のタイトルのようだがそうではなく現実の話だ。歴史上の話でもない。三年ほど前、不思議なことがあった。昔、東京の西にある狭山湖畔に「村山砦」という料亭のような変わった料理屋があった。湖畔の鬱蒼とした樹木の中にかがり火を焚いた門があり…

断片的な思い出 三 「鎌倉幼なごころ」

海水浴で民宿に一泊して木更津からフェリーに乗り川崎に渡ったその足で鎌倉の親戚を訪ねた。 鎌倉の小町通で眼鏡屋を営むおじさんであった。おじさんといってもどういうつながりの親戚だか定かではない。 初めて鎌倉を訪れた僕はその不思議な雰囲気に魅了さ…

断片的な思い出 二 「最初で最後の家族旅行」

小学校一年生の夏休み。父と母と僕は千葉内房に海水浴に行った。 父はこの年に免許を取ってスバル360に乗っていたのだった。初めての車旅行である。後にも先にも家族水入らずで旅行したのはこれが一度きりであった。 だけれど、障害がひとつあった。家の井戸…

断片的な思い出 一 「三歳の曼荼羅世界」

母が僕を背中に背負って台所脇にある、ガス風呂に火をつけている。 あのガス風呂特有の匂いを嗅ぐと必ず思い出す光景だ。 ガス風呂の匂いは都市ガスやLPガスの匂いとは違う。あのようなとってつけたような匂いではなく、ものが燃焼した乾いたような感じの…

中国語検定、三級跳び越えて二級に挑戦。

中国語検定四級にはなんとか合格して、次は三級を目指そうとテキストを購入して学習を開始した。ところがである。三級のテキストの文法事項は四級とほぼ同じでテキストを読み進んでも既知のことばかりである。三級と四級の差はおそらくボキャブラリーの数で…

実はROCKな俺。

今回は一人称は「俺 」だ。「 僕 」なんてROCK的でない。さて、俺は実はROCKオジサンである。特に1970年前後の最もROCKがROCK足らしめていた時、俺がまだ中学生の頃からだ。もっとも当時はROCK少年だったが。影響を受けたものは三つ。一、映画「ローリングス…

スゴいな、ニャンコ先生

Facebookをぼんやりみていて、みんなすごいな、うまそうだな、可愛いなと感じつつ自分には何も無いなと気づく。卑下しているわけで無く、身軽に感じるなと言うことだ。もちろん憂うことはあるし、気にかかることはある。しかしその質量が他の人より圧倒的に…

ちょっと笑い話「ついてくるもの 三題」

ついてくるもの 三題。まだ、会社員だった時の話。一、会社に出勤したら周りの社員が僕を見るなり目が点になっている。「俺になんかついてるのか?」と憤慨したらみんな大爆笑。 背広の襟に引っかかったクリーニングのプラハンガーを背中にぶら下げたまま、 …

合格証に得点内訳が記載されていました。

中国語検定は予想外の得点でした。中国語検定協会のホームページに合格者の受験番号が発表されましたが昨日正式に合格証が届きました。これに得点と内訳が記載されていました。発表してもはずかしくない点数でしたのでおみせいたします。結果的にはリスニン…

中国語検定4級受験の結果と反省

去る6月22日の日曜日に市ヶ谷のコンファレンスセンターで中国語検定4級を受験しましたが、おかげさまでなんとか合格しました。後にこの経験を自分だけで無く検定を受ける方の参考になるよう反省点をまとめておきます。四級くらいでは、大したことありません…