夜風のささやき

言霊 謎 狂気 廃墟 廃人

友人 知人

断片的な思い出 小2の作文から 7

昭和41年6月20日 おとうさん てづかはじめうちのおとうさんはカメラマンで日よう日でも行くことがあります。ドライブにつれてってくれることもあります。ちいさいころはかけ足がはやくてがきだいしょうでした。一日ににさんかいかいしゃにいきます。あさはや…

断片的な思い出 小2の作文集から6 こうつうあんぜん

昭和41年6月7日 こうつうあんぜん てづかはじめ一 手をあげてとおる。二 キャッチボールをしているところ三 くるまが くるかどうかたしかめる。四 おうだんほどうをわたるときはくるまがとまってくれるからゆっくりとおる。五 けがをしないようにふざけてと…

断片的な思い出 小2の作文集から6 「本をよんで」

昭和41年6月7日 本を読んで てづかはじめアリババと四十人のとうぞくをよみました。アリババはふしぎなとびらをみつけました。その中には金やぎんがたくさんはいっていました。そしてはいってみたらだれかがしんでいました。「だれだろう」とアリババがいい…

断片的な思い出 小2の作文集から5

昭和41年5月30日 えんそく てづかはじめぼくはてんらん山でさとうくんと、こいでくんとまいごになっちゃいました。やっと先生をみつけました。そしてなぐり川でおにぎりを四つたべました、それからバナナをたべました。おたまじゃくしをとりました。そしてけ…

断片的な思い出 四 「幻の村山砦」

小説か映画のタイトルのようだがそうではなく現実の話だ。歴史上の話でもない。三年ほど前、不思議なことがあった。昔、東京の西にある狭山湖畔に「村山砦」という料亭のような変わった料理屋があった。湖畔の鬱蒼とした樹木の中にかがり火を焚いた門があり…

断片的な思い出 三 「鎌倉幼なごころ」

海水浴で民宿に一泊して木更津からフェリーに乗り川崎に渡ったその足で鎌倉の親戚を訪ねた。 鎌倉の小町通で眼鏡屋を営むおじさんであった。おじさんといってもどういうつながりの親戚だか定かではない。 初めて鎌倉を訪れた僕はその不思議な雰囲気に魅了さ…

断片的な思い出 二 「最初で最後の家族旅行」

小学校一年生の夏休み。父と母と僕は千葉内房に海水浴に行った。 父はこの年に免許を取ってスバル360に乗っていたのだった。初めての車旅行である。後にも先にも家族水入らずで旅行したのはこれが一度きりであった。 だけれど、障害がひとつあった。家の井戸…

断片的な思い出 一 「三歳の曼荼羅世界」

母が僕を背中に背負って台所脇にある、ガス風呂に火をつけている。 あのガス風呂特有の匂いを嗅ぐと必ず思い出す光景だ。 ガス風呂の匂いは都市ガスやLPガスの匂いとは違う。あのようなとってつけたような匂いではなく、ものが燃焼した乾いたような感じの…

スゴいな、ニャンコ先生

Facebookをぼんやりみていて、みんなすごいな、うまそうだな、可愛いなと感じつつ自分には何も無いなと気づく。卑下しているわけで無く、身軽に感じるなと言うことだ。もちろん憂うことはあるし、気にかかることはある。しかしその質量が他の人より圧倒的に…

あたし鈴木保奈美に似てない?

朝、テレビを観てたら女優の鈴木保奈美が出ていた。そういえば数年前大河ドラマに10年ぶりで出演していたのを思い出した。今度は足尾銅山事件を描くドラマに出演するそうだ。実は大河ドラマに復帰した際にある女友だちからある相談を持ちかけられた。あまり…

秋の旅 長野安曇野編 上

秋の旅 長野安曇野編 上11月10日安曇野には4回目である。高校の先輩と後輩が夫婦になり、住んでいるからだ。この季節に訪れるのは初めてだ。いつもは初夏から真夏にかけてである。この時期紅葉は終わっている。松本駅には先輩の旦那さんに車で迎えに来て頂い…

秋の旅 名古屋編。

名古屋 11月9日、10日大した用事でもないのにふらっと旅に出るといういつものパターンだ。ここ三年は名古屋に知り合いが増えたので毎年訪れている。今回は毎月、東京日暮里まで特別授業で外国語の学習の仕方を教えて頂いているマサ先生に会って親交を深めよ…

削だるまさんが転んだ

だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ。だるまさんが転んだ…

友人の死。近藤誠くんの思い出。

誠よ。君は本当にうるさく、やかましい奴だった。集まるとその会話の9割を1人でしゃべり続けた。なんでも日本で1番最初に自分がそれをやったというのが口癖だった。日本で1番最初にウーロンハイを飲んだ。日本で1番最初に写真屋のホームページを立ち上げた。…

鈴木大司教ママのバースデイ

ゲーム界の重鎮。鈴木大司教の母上の傘寿の降誕祭に招待された。まず、過去にあるミニコミ紙に連載させて頂いた「武蔵野奇人列伝」の第三話、鈴木大司教の高校時代の様子を転載するのでご覧ください。鈴木くんは鈴村くんと仮名にしてあります。 武蔵野奇人列…